キャッシュカードとクレジットカードの違いとは?

クレジットカードの豆知識

案外知らない人が多いのが、キャッシュカードとクレジットカードの違いだと思います。

まだまだ団塊の世代以降を中心に現金主義の人が多いのが、日本の実情です。

私が2年前に中国で生活していた時、驚いたことに、ほとんどの学生たちが現金を持たずに外出していたのです。

買い物はすべてアリペイかウィチャットペイを使用していました。その時、日本よりはるかに進んでいるのではないかと思ったものです。

果たしてどうなんでしょうか。

 

キャッシュカードについて

キャッシュカードは、まず買い物には使えないということです。キャッシュカードには、VISAやMastercardなどのマークが入っていません。

キャッシュカードにできることは、自分の銀行口座からお金を引き出したり、他の口座に振り込んだりすることです。

そして銀行の窓口で税金や電気代などを自分の口座から支払うこと。またATMからお金をおろしたり、自分の口座に入金したり、他の口座に振り込んだりすることはできます。

 

クレジットカードについて

クレジットカードは、買い物に使えます。VISAやMastercard、JCBなどのマークがあるのです。

支払いは、後払いということになります。クレジットカードで、できることは、店頭での支払い、ネット通販、税金、電気やガスなどの公共料金などです。

手元に現金が無くても使えるのです。また、クレジットカードには、優待特典があったり、海外旅行保険が付帯しています。

カード利用者の信用に基づいて発行されるので、当然ですが、事前審査があります。

利用者とお店(加盟店)とカード会社の3者にメリットがあるのです。

利用者は、クレジットカードで便利に買い物ができ、お店はカードを利用できるということで、集客アップや業務の効率化を図ることができます。

クレジットカード会社は、お店から手数料がもらえるのです。

クレジットカードのお得な点としては、カード払いができるすべての店でポイントがゲットできることです。

会員に特化した特別価格やキャッシュバックのキャンペーンに申し込むこともできます。

クレジットカードを持つことで、財布の中には必要最小限のお金があればいいのです。

さらに、盗難保険が付帯しています。

 

最後に

日本のクレジットカードの歴史は、1960年12月に、日本交通公社と富士銀行の協力によって、日本ダイナースクラブが設立されました。

カードの本場であるアメリカには、10年遅れて誕生したのです。

今やクレジットカードは、日本中に行き渡っていますが、日本のカード会社では、JCBだけが独自の海外戦略を貫いています。
J

CBは、アメックス、VISA、マスター、ダイナースの4大カード会社に匹敵するシェアを世界中で獲得しています。

参考文献

  • 湯谷昇羊『サムライカード、世界へ』文春新書、平成14年8月
  • 藤田知也『強欲の銀行カードローン』角川新書、2017年9月
  • 柳田邦男『キャッシュカードがあぶない』文藝春秋、2004年12月
  • 櫻井豊『人工知能が金融を支配する日』東洋経済新報社、2016年9月
  • 小林啓倫『FinTechが変える!』朝日新聞出版、2016年6月
タイトルとURLをコピーしました