クレジットカードの支払いを延滞するとどうなるの?

クレジットカードの豆知識

みなさんはクレジットカードの支払日をうっかり忘れて慌てたことはありませんか?

カード会社によって、締め日や引き落とし日が異なるため、残高不足に気が付かなかったなんてこともありますよね。

クレジットカードの支払いを延滞してしまうとどうなるのでしょうか?ペナルティがあるのかないのか気になりますよね。一緒に確認してみましょう。

 

即ブラックリスト入りするわけではない

クレジットカードの支払いが遅れると、真っ先に思い浮かぶのが「ブラックリストに載ってしまう!」ということではないでしょうか?しかし安心してください。

数日支払いが遅れただけで即ブラックリスト入りすることはありません。

支払い遅れに気づいたら急いでカード会社に連絡しましょう。「支払う意思はきちんとありますよ~」という意思表示と今後の手続き確認のためです。

カード会社によっては、再引き落としをする所とコンビニ支払いや銀行振込を指示する所とあります。

確認して従うようにしましょう。また遅延した翌日から遅延損害金も発生する場合があります。

たった1日の遅れでも無駄なお金を支払うはめになりますので、引き落とし日の管理は徹底した方が良いでしょう。

 

個人信用情報には傷が付くかも…

そして忘れないで欲しいのが、ブラックリスト入りにはならなくても、個人信用情報には記載されてしまう場合があるということ。

2、3日程度の支払い遅れならそこまで心配することはありませんが、2週間以上遅れるとまず間違いなく記録に残ると考えた方がよさそうです。いわゆる「信用情報に傷がついた」という状態ですね。

個人信用情報は毎月の支払い状況が記号で確認できるようになっています。

もちろん他社のカード会社も定期的に個人信用情報を確認していますので、要注意人物として認定される恐れもあります。

 

1、2日遅延でも繰り返せばかなり危険

たった1回の支払い遅れならカード会社もそこまで評価を落とすことは、あまり考えられませんが、問題は「短期間の遅延を繰り返す」「61日以上の支払いが遅れる」という場合です。

 

「1日、2日くらい…」と考える人も多いでしょうが、たった1日、2日程度でも繰り返すと信用力はガタ落ちです。

「何回繰り返すとダメ」という規定はどこのカード会社も公表していませんが、連続で遅れたり、年に3回以上遅延した場合すぐに個人信用情報に傷がつく恐れがあります。

ブラックリスト入りとならなくても「信用できない人」として利用停止や強制解約の可能性もありますので注意です。

 

2か月以上の延滞には要注意

そして61日以上延滞した場合「信用情報に傷がついた~」レベルではなく「金融事故」になります。そうです、とうとうブラックリスト入りです。

ブラックリスト入りすると「異動」という二文字が記載され5年から10年消えません

つまり5年から10年以上、ローンが組めない、クレジットカードが作れない、スマホの割賦支払いができないなどの事態に陥ります。

もちろん他社のクレジットカード会社も強制解約になる可能性が非常に高いです。

ブラックリスト入りの人を審査に通してはいけないという決まりはないので、どこも絶対通らないなんてことは言いきれませんが、まず銀行の住宅ローンやクレジットカード会社、大手の消費者金融の審査通過は難しいでしょう。

 

遅延しそうな時は…

遅延や延滞を甘く見てはいけません。数日程度でも繰り返すことで利用停止や審査に通りにくくなることもあります。このキャッシュレスの時代、クレジットカードが使えなくなるとかなり不便ですよね。

延滞を起こさないためには、なんといっても引き落とし日の管理です。書面やスマホで通知される請求書には必ず目を通し、どんなに遅くても前日までには口座に入金しておく習慣をつけましょう。

そして使いすぎてお金を準備できない場合は、カード会社に連絡しリボ払いやボーナス一括払いに変更できないか確認しましょう。この時の態度も何気に大切ですよ。誠心誠意、謝罪しましょう。

 

まとめ

クレジットカードは手元に現金がなくても、後払いができるありがたい存在です。

しかしそれは信用のうえに成り立っていることを忘れてはいけません。信用力を落とさないためにも普段から支払いの管理と計画的な利用が大切ですね。

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